大分。
深夜二時過ぎの地震
震度5近く。人生初。
就寝中ゆえインパクトも大きかった。
エクソシストみたいにベッドの上で体がバウンドしていた。
この瞬間をカメラにおさめたかった。
揺れている最中に思ったのが、
2階建ての木造アパートの1階に住んでいるので、
崩れて圧死するのではなかろうかという懸念。
それを考えているうちに地震はやんだ。
あと震源地はどこか。
津波はどうか。
原発はどうか。

揺れがおさまっても、体は動揺している。
変性意識というのか、
この精神状態でデマを聞いたら、
あっさりと信じてしまうかもしれない。

非常用の救急箱にいろんなものを詰めて棚に置いてあるのだが、
これは枕元とかベッドの下とかに置いてないとすぐさま持ち出せないと思った。

妙だが、揺れてよかったというか、すこし解放感もある。
地に鬱積していたものが吐き出されたような。
お祭りで神輿をはげしく揺するのにも似た、祝祭の感覚。



あさの通勤。
みな、なんらか寝不足。
バスも、建物も、児童も会社員もみな、
昨日の地震を体験したんだなと思っても、
いまいちワンネスの感覚は少なく、
むしろ日常へと引き戻す力の強さを思い知った。



身体のセンサーの強い人なら、
地震も予測というか予感できるのではとも思った。
わたしは昨日ずっと頭痛がしていた。
(風邪以外の頭痛の体験はほとんどしない。)
わたしはそれを気圧の変化、温度の変化と解釈していた。


地震との因果関係は不明だし、後からならなんでも結びつけられるが、
微細な心身の違和感に敏感であるなら、
地震の前触れくらい難しいことではないかもしれないし、
東日本大震災の後で、その予感をブログに書いている人は、
何人もいた。
溜まっていたエネルギーが弾ける直前というのは、
なんとも人を不安にさせる。


それにしてもツイッターの速報性はすばらしいと思った。
地元でフォローしている人たちのライブな情報は、
なにより精神を落ち着かさせた。
あとNHKのテレビ報道も早かった。
地震アラームも民放テレビも遅すぎ。