部屋の中でも息が白い。
灰色の雲が厚い。
冷蔵庫のコンセントはもう抜いた。
でもこの冬の清冽さが好きであることをときたま思う。
難点は単調であること。
毛布を実家からいただく。
暖かい。
最近は仕事で車の長距離移動をすることが多く、
その際NHKのAMラジオを何度か聴いているうちにいくつかの番組の
ファンになってしまった。
今更ながら、ラジオの語りかけが私の魂には優しいことにきづく。
世は連休。自分は仕事。
働く人、遊ぶ人。
街で昼飯を食う。
ローマという名前の食堂だった。
風が冷たい。
一歩、一歩、ひとつ、ひとつ。
小松菜、白菜、ごぼう、人参、大根、水菜、長ネギ、春菊、
ほうれん草、深ネギ、レンコン、が届く。
顔を知っている人が作る野菜をいただく。
ねえ、大根って、ネジのように旋回しながら土の中に入っていくって
知ってた?