昔はよく数えたものだ、三百か、四百まで、いろんなもので、雨とか、鐘とか、明けがたの雀の声とか、さもなければ、なんにもたよらずに、なんの理由もなく、ただ数えるために数えた、それからその数を六十で割った。そうやって時間を過ごした、わたしが時間…
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