あるとき、ふと目の前の視界がひらけ、石畳に覆われた小さな広場に辿りついてしまう。道と道との結節点だ。散髪屋があり、自転車屋がある。狭く薄暗い店のなかで、男たちが豚足を肴に黙って焼酎を呑んでいる。なにかを話しているというわけでもない。夕暮れ…
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