石ころが目につけば撮る、花が咲いてれば撮る、馬がいれば撮る、川が流れていれば撮る、祭りの踊りが始まれば撮る、マンガ雑誌があれば撮る、曲がり家が見つかれば撮る、メシがくれば撮る、という具合に、なんの脈略もなく、行き当たりばったりにひとまず撮るしかないんです。『遠野物語森山大道