病とはプロセスではなく、プロセスの停止なのだ(略)それゆえ、そのような存在としての作家は病人なのではなく、
むしろ医者、自分自身と世界にとっての医者である。
世界とはさまざまな症候の総体であり、その症候をもたらす病が人間と混合される。
文学とはそうなってくると、ひとつの健康の企てであると映る。
ジル・ドゥルーズ『批評と臨床』