やがてまたゆきさきが変わって明るいがわからふりむかれるだけになると,そちらのすじは湿って暗い緑いろのきれはしに還った.よこみちのはばをよぎるわずかな足かずのあいだ,反転してそこを歩く者にふりむかれているようでもあった.『累成体明寂』黒田夏子
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