カフカの日記が古本屋から届いた。封を開けて手に取ったときにこれは生涯の本となることを悟った。〈一九一〇年、七月十九日、日曜。眠っては眼を覚まし、眠っては眼を覚ます。みじめな生活。〉〈七月一日。疲れすぎた〉〈九月十八日。なにもかもズタズタ。〉
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。