2012-03-30から1日間の記事一覧

追手から逃げて食う物もなく、纍々然として喪家の犬の如しとなげいたときの孔子とか、弟子の顔淵が死んだとき失神したときの孔子は、あの二メートル十二センチあったという長人にして頑丈な肉体は、どんな変化をうけていたであろうか。『月光』小島信夫